感想

読んだ本×3冊

山田風太郎『戦中派不戦日記』(531p) 〜P205。5月分。 また割れたorz 製本に使うのりがちょっと弱すぎないか 大江健三郎『新しい人よ眼ざめよ』(325p) 〜P101 アルフレッド・ベスター『虎よ、虎よ!』(358p) 〜P98

読んだ本×3冊

津原泰水『バレエ・メカニック』(248p) 〜P248。読了。 なかなかに陳腐な言い方ですが、イメージの奔流っつうの? ポンポン事象の描写が続いて非常にサイケでスピード感のある小説だった。とくに1章は。248pだったけど、体感ページ数は360pくらいあった。…

読んだ本×2冊

中上健次『讃歌』(459p) 〜P8 山田風太郎『戦中派不戦日記』(531p) 〜P46 冒頭で、「人に見せようと思って書いてない(大意)」って言ってるけど本当かい? 読み物としてすごく完成されている。人に見せることを意識しないでこういう面白い文章を書ける…

読んだ本×1冊

福島靖浩『一週間でマスターするPerl for Macintosh』(279p) 〜P279。読了。 一応JavaとかPrologを単位もらえるくらいにやったことがあるので類推からある程度分かる部分もあったが、それにしてもかなり分かりやすい部類に入る本だと思う。ただし使う環境…

読んだ本×2冊

津原泰水『バレエ・メカニック』(248p) 〜P51 ちなみにタイトル元ネタ キュビズムの画家フェルナン・レジェの作った未来派の映画だそうな。これ見たあとだと読み方も変わるかも? 中上紀『彼女のプレンカ』(233p) 〜P121 表題作を読み終わった。とりあえ…

読んだ本×2冊

円城塔『オブ・ザ・ベースボール』(153p) 〜P153。読了。 表題作は(比較的)読みやすくて、かつ読後感が良いので入門作としてはいいということになるのか。 まあ「オブ・ザ・ベースボール」でうまいこと円城塔に入門したあとに、次に控える「つぎの著者に…

読んだ漫画×3冊

石黒正数『それでも町は廻っている』6巻 マンネリ感が…。ミステリー好きなのは分かるけど面白さにはつながってないなあ…。細かい芸にも飽きてきた。このままだと先細りなので作風に抜本的な改革が必要だと思う。この巻だけなら6点。 宮本達也『牙狼遊戯』全2…

読んだ本×3冊

SFマガジン 12月号(280p) 〜P280。読了。 ファンタジー特集号。ファンタジーは完全に守備範囲外だったけど、有名作品くらいは読もうかなと思わせるくらいには、今号に掲載されている短編は面白かった。 次に読むのは森見登美彦『夜は短し歩けよ乙女』(301p…

漫画×1冊を購入

渡辺保裕『プレイキャッチ 背番号への想い編』実業之日本社 マンサンコミックス 定価 そして読了。 けっこう珍しい実践系野球漫画*1。 野球愛にあふれてまんなー。この人の野球漫画は同じ野球好きとしてすごく好感を持てる。渡辺保裕は野球を描いてるときが…

読んだ本×2冊

古川日出男『アラビアの夜の種族』3巻(407p) 〜P407。読了。 う〜ん。「引き込まれる何かはないなー」と言ったときにはもう引き込まれていた。読み進めたスピードがそれを物語っている。物語の力というものが強い。人は死して物語を残す。 しかしこれが日…

読んだ漫画×3冊

あすかあきお『プラズナーの正体―人類最終兵器』 1ページ平均2.5コマの超絶コマ割りのおかげですごいスピードで読める。基本的に構図はテンプレだけどたまにアクセントではさまれる斬新な構図のコマと大槻教授のスナップ写真*1が数少ない見所か。内容は劣化M…

読んだ漫画×2冊

小坂俊史『月刊フリップ編集便り』1巻 6点。いつもの小坂俊史。 野村宗弘『とろける鉄工所』3巻 7点。第3のヒロイン・社長の奥さん登場の巻。

読んだ漫画×1冊

加藤伸吉『惑星スタコラ』1巻 これは面白かった。普通に読んでても意味わかんないけど、単なるイメージの羅列ではなく加藤伸吉の中ではしっかり世界設定が出来ていることは読み取れる。なんども読んでわかりたくなる漫画。8点。 読者に作品を「わかりたがら…

活字本×1冊を購入

田中啓文『邪馬台洞の研究』(376p) 〜P91 読んでる途中で気付いたけど、続き物の2冊目みたいなのでここで中断。ここまで読んだ限りだと、暇潰しとしては及第かな、という感じ。 次に読むのは古川日出男『アラビアの夜の種族』1巻(277p)。

読んだ本×2冊

舞城王太郎『阿修羅ガール』(367p) 〜P367。読了。 『阿修羅ガール』は家に単行本があるけど安かったので文庫で読むことにした。舞城王太郎の小説読むのは初めてです。 読みやすい文体、というより、読んでいるときの疾走感がすごかった。読者を物語に巻き…

読んだ本×1冊

コニー・ウィリス『リメイク』(271p) 〜P271。読了。でも最後の40ページは映画ネタの解説なので、実質230ページくらいの本です。 映画オタク・トムと、フレッド・アステアと踊ることを夢見ている少女・アリスのラブストーリー。 でもアリスはアステアと踊…

読んだ本×1冊

長谷敏司『あなたのための物語』(301p) 〜P301。読了。 帯の「イーガン、チャンを経由し 伊藤計劃に肉薄する」っていう文句に「SFファンの好きな名前並べただけじゃねーか!そういう(ry」と思ったりもしたけど、帯が言ってることは間違ってなかった。作…

読んだ本×2冊

長谷敏司『あなたのための物語』(301p) 〜P184 これはけっこう面白い。 ウェイン・C・ブース『フィクションの修辞学』(524p) 〜P42 授業(必修!)のテキストです。一人で読むのは骨が折れるけど、授業の解説ありならなんとかなるかな。内容はけっこう興…

漫画×2冊、漫画雑誌×1冊、アダプタ、DVDR、ディスクフォルダを購入

市橋俊介『漫画家失格』双葉社 アクションコミックス 定価 ダメだなーこの人。ダメだ。福満とかいうウンコ人間に入れ込むと裏切られるけど、市橋俊介はずっと我々を裏切らずにダメでいてくれる気がする。 年収100万円代でも結婚出来るゾ!でも結婚してる時点…

読んだ本×1冊

秋山瑞人『猫の地球儀その2 幽の章』(259p) 〜P259。読了。 7,8点。 この面白さの枠組みを持った親戚にあたるお話はいろんなところにある。自分にとってのオリジンは『プラネテス』だし、そもそもはツィオルコフスキーやフォン・ブラウンの逸話がこの話の…

読んだ本×2冊

秋山瑞人『猫の地球儀 焔の章』(251p) 〜P251。読了。 これはまたエスエフしいラノベですな。ハヤカワのJAに入っていてもおかしくない。ラノベ=モエモエっとしているという固定観念が崩れました。強いて言えば楽がモエモエっとしてる。 若木のように真っ…

観た映画×1本

テラビシアにかける橋/ガボア・クスポ/2007年 HDの中で軽く1年くらい*1寝かせてたのを消化。スゲーいい話でした! 類する話は世界にたくさんある気がするけど、主演の女の子が素晴らしいのでその中でも面白い方の上位5%くらいに入る。アナソフィア・ロブ…

読んだ本×2冊

ブルボン小林『ゲームホニャララ』(222p) 〜P222。読了。 ブルボン小林(=長嶋有)が生活の中でゲームについて考えたことをファミ通に連載している「ゲームソムリエ」「ゲームホニャララ」をまとめた本。自分は連載は読んでないです。新しいのからレトロ…

読んだ本×1冊

野尻抱介『太陽の簒奪者』(324p) 〜P324。すごい勢いで読了。 まさにド直球のハードSF。今まで読んだSFの中で最もSFの真ん中に近いSF。 読後感が最も似てる小説を挙げると、やはりハードSFど真ん中の『星を継ぐもの』。謎→解決→謎→解決→…のループで話が進…

読んだ本×1冊

コニー・ウィリス『最後のウィネベーゴ』(380p) 〜P380。読了。 1話目「女王様でも」→面白い。 2話目「タイムアウト」→さらに面白い。 3話目「スパイス・ポグロム」→めちゃくちゃ面白い。 4話目「最後のウィネベーゴ」→ネ申 1話目から最後までかなり高いレ…

漫画×1冊を購入、読了

ほりのぶゆき『東京お侍ランド』小学館 定価 ほり先生の時代劇ネタと微妙な似顔絵はサイコウやで…。でもこの本は量が少なすぎ。いくらなんでもCPわろし。1点減点して6点。

観た映画×1本

女囚701さそり/伊藤俊也/1972年 8,9点。ストーリー単体で観たらどうってことはないのに、とにかく演出がキチガイで、いちいち列挙するのが躊躇われるくらいに全編過剰演出のオンパレード。とにかく、半乳のまま警察署の前で刃物を振り回す梶芽衣子、アツア…

読んだ漫画×1冊、観た映画×1本

アラン・ムーア、デイブ・ギボンズ『ウォッチメン』 ウォッチメン/ザック・スナイダー/2009年 ほぼ並行して読み終えた/観終えたのでいっしょに感想。点を付けたら漫画が8,9点、映画が8点。 映画版は漫画版を下敷きに漫画版をアレンジして成り立っている訳…

読んだ本×1冊

マイク・レズニック『キリンヤガ』(479p) 〜P479。読了。 6点に近い6,7点。詳しくは(多分)追記するけど、端的に言えば「ストーリー的には評価するけど設定は評価しない」といった感じ。みんな大好き「空にふれた少女」単体なら8点。いい短編は得てしてタ…

読んだ本×2冊

ナンシー・クレス『ベカーズ・イン・スペイン』(525p) 〜P525。読了。 7点。 一番面白いのが「密告者」。地球人と全く違う価値観を、その価値観の外から描くのでなく、価値観の中の視点から描いて浮かび上がらせることに成功しているのがスゴいところ。8点…