2009-10-02 読んだ本×1冊 活字本 感想 野尻抱介『太陽の簒奪者』(324p) 〜P324。すごい勢いで読了。 まさにド直球のハードSF。今まで読んだSFの中で最もSFの真ん中に近いSF。 読後感が最も似てる小説を挙げると、やはりハードSFど真ん中の『星を継ぐもの』。謎→解決→謎→解決→…のループで話が進んで、そのループにハマるとガンガン読み進めていけるのがそっくり。 ハードSFとしては非常に良くできた作品なんだけど、その一方でハードSF特有のドラマとしての掘り下げの足りなさという欠点も持ってしまっている。ビルダーとのコンタクトの際にはもう少し詩情が欲しかった。エピローグにも。7点に近い7,8点。 次に読むのは秋山瑞人『猫の地球儀 焔の章』(251p)。