舞城王太郎『スクールアタック・シンドローム』 読了。 「ソマリア、サッチ・ア・スウィートハート」がすごいな。終盤10pを読むときの「え？どうなっちゃうの？」感は久しぶりに味わう感覚だった。そしてエグみの強い読後感。 杣里亜の身にふりかかる無間暴…

5月の読書メーター読んだ本の数：42冊読んだページ数：6358ページ迷い猫オーバーラン! 1 (ジャンプコミックス)矢吹先生はやっぱり天才や…！読了日：05月02日 著者：矢吹 健太朗トリコ 9 (ジャンプコミックス)読了日：05月03日 著者：島袋 光年チョコレート・…

4月の読書メーター読んだ本の数：25冊読んだページ数：2985ページ機巧童子ULTIMO 3 (ジャンプコミックス)おもしれーっていうかほんとネタだな。いときもし読了日：04月01日 著者：武井 宏之トリコ 8 (ジャンプコミックス)面白さがあまり減衰していない。読者…

清涼院流水『コズミック』（710p） 〜P400くらい 東浩紀・北田暁大『思想地図 vol.5』（416p） 〜P46 野中広務の回顧録(？)まで。野中広務は質問に答えるようではぐらかしてて、質問者の主張が質問によって補強されてない感じだった。政治家からの聴き取りは…

3月の読書メーター読んだ本の数：46冊読んだページ数：5841ページ月刊 アフタヌーン 2010年 04月号 [雑誌]四季賞抜きで1100pとか。読み飛ばすのも多いけど、ボリュームがものすごい。楽しかったのは「無限の住人」「百舌谷さん逆上する」「友達100人できるか…

冲方丁『微睡みのセフィロト』(223p) 〜P223。読了。 面白いんだけどそれ以上の感想がない。なんつーか胸を打つものがないというか、人生を豊かにする何かを持っていないというか…。いやもちろん全ての小説は人生を豊かにできる何かを備えていなくてはならな…

S-Fマガジン 2010年 5月号 〜P280。読了。 特集のクトゥルー新世紀ですが、ピンと来ず。そもそもクトゥルーというものが何なのかがわからないのがつらい。この特集読んでもなんだかよくわからないまま。出直します。 他の小説も低調かなあと。「零號琴」は面…

アレックス・ロス,カート・ビュシーク『マーヴルズ』小学館プロダクション ヤフオクで買ったのが届いた。占めて2500円強くらい。 作画単体に関してはリアリティを追求する方向ならこの人のやってることが限界だろうなあという感じ。ただしこれが漫画として唯…

ミラン・クンデラ『存在の耐えられない軽さ』(399p) 〜P399。読了。 要素の担っている意味を逐一明らかにしていく作風なんだけど、それが読み解きの楽しさをスポイルするのではなく意味のつながりのパターンの美しさを引き立てる方向に動いているのがグッド…

SF本の雑誌 寝る前にちびちび読みながら読了。 ランキングはなんかしっくり来ないけど、作り方も適当なランキングだから仕方がないでしょう。とりあえず『果しなき流れの果に』と『マイナス・ゼロ』は入手済みなので向こう10冊以内くらいには読みたい。 かな…

ジョン・クロウリー『エンジン・サマー』（472p） 〜P472。読了。 ドクター・ブーツのあたりは何を解っていないのかが解らない、さらに言えばこの物語はどこまで解ることが可能な作りになっているのかまで解らないくらいに手探りだったけど、最後まで読んで…

ダン・シモンズ『ハイペリオン』下巻（478p） 〜P478。読了。 『ハイペリオン』といえば長門！と現代日本の一部では残念な受容のされ方をしている本作ですが、アニメの中で小道具として使われているだけでなく、ハルヒと『ハイペリオン』は実は話の構造が似…

うえお久光『紫色のクオリア』(323p) 〜P323。読了。 イーガン＋時かけ。平行世界をかける少女。 また量子論SFかよ〜と思いながらも、この物語の持つ「いま生きているこの世界を肯定する力」には心打たれてしまう。後半は『虎よ、虎よ！』にオマージュを捧げ…

筒井康隆『銀齢の果て』（308p） 〜P308。読了。 筒井康隆がこのような設定の小説を書くこと自体にはもはや驚きは持てないけど、それは置いといて老人がばんばん殺し合う小説を老人が書くというのは面白いよね。そこが笑いどころなのだよね。 そういう小説の…

インスタント・シトロン／CYTRON'S FANCY MANIFESTO（シトロンのファンシィ宣言） アマゾンで買ったのが届いた。占めて700円くらい 3曲目の"SUMMER WINE"がすげーいい曲。女性ボーカル＋男性ラップという形式を現代日本のDQN社会に蔓延する悪しき男尊女卑の…

冲方丁『マルドゥック・スクランブル』3巻(379p) 〜P379。読了。 いやー楽しかった。しかし特に感想はない。8点に近い7,8点。 アニメ映画化するらしい。アニメ映画盛り上がってまんなー。映画は押井っぽくなると意外性がゼロなので、それ以外の道筋を見つけ…

ミーシャのパリ散歩／Blue Blanche（片岡知子参加） アマゾンで買ったのが届いた。占めて700円くらい 20pくらいの本に片岡知子のCDが付いているというオシャレ仕様。全部で4曲しか入ってないのに1曲目がインストで激ギレだったけど2曲目以降は声が入ってて安…

冲方丁『マルドゥック・スクランブル』2巻(344p) 〜P344。読了。 どうでもいい話。皆さんキャラの人種は何系と思って読んでます？ 表紙のバロットが黒髪で割と平たい顔族だっていうこともあって、僕はとりあえず主要キャラはみんなアジア系だと思って読んで…

木は森に隠せ的な 2月の読書メーター読んだ本の数：72冊読んだページ数：9928ページ幸せの時間 (4) (Action comics)つぎの巻につづく読了日：02月01日 著者：国友 やすゆき幸せの時間 (5) (Action comics)つぎの巻につづく読了日：02月01日 著者：国友 やす…

S-Fマガジン 4月号(280p) 〜P280。読了。 チャールズ・ストロスの「ミサイル・ギャップ」が素晴らしい。1962年の地球が球面から剥がされてなんかスゴく広い円盤表面に移植された、という設定の大胆さもさることながら、その設定を余すことなく活かせており、…

舞城王太郎『ディスコ探偵水曜日』(452p) 〜P452。読了。 これだけめちゃくちゃな事をしておきながらお話として成立させる事のできる舞城王太郎の力がすごい。 舞城王太郎の力を発揮するのに適した題材だとは思ったけど、個人的にはもっと小さなスケールの中…

東浩紀『クォンタム・ファミリーズ』(372p) 〜P372。読了。 作品自体・作品外を問わず、読む前から過剰に情報が入ってきていたのでそれを気にせずに読めるか不安だったけど、そんなことも忘れさせてくれるくらいに没入できました。前半までは。後半、という…

伊藤計劃『虐殺器官』(414p) 〜P414。読了。 これはすごい。読んだことのある日本人の小説で1,2番目にすごい。日本人のSFだと1番目にすごい。うかつに感想を書きたくない感じ。うかつに感想を書きたくないので思ったことを少し書く。 近い将来も軍事面・経済…

あかまつ別冊 戦後セクシー雑誌大全(374p) 〜P226くらい 戦後B級エロ雑誌についてのムック。ちびちび読んでる。 本の雑誌 2月号(127p) 〜P127。読了。 3月号買ってから駆け足で読了。読みたくなったのは『増大派に告ぐ』『クォンタム・ファミリーズ』『ある…

あさりよしとお『アステロイド・マイナーズ』1巻 徳間書店 RYU COMICS 定価・600円くらい ﾀｲﾄﾙｶｺｲｲ 宇宙SF考証お勉強マンガ。『プラネテス』に説明くささを足してロマンを引いたらこんな感じかな？「『まんがサイエンス』のあさりよしとおによる」という煽り…

円城塔『後藤さんのこと』(206p) 〜P206。読了。読了と同時に円城塔入籍。おめ。 文体やモチーフはSFだけど、作品の目標は文章や話の構造の模索なわけで、その点でSFという呼び名よりも前衛文学という呼び名で呼んだ方がうまくこの人の作品をカテゴライズ出…

フリッツ・ライバー『跳躍者の時空』（384p） 〜P384。読了。 挿入が多くて回りくどい文体に慣れるのに割りと時間がかかった。ガミッチの話が読みたくて読み始めたけど、後ろの方の短編の方が楽しめた。全体で7点に近い6,7点。 次に読むのは円城塔『後藤さん…

涼宮ハルヒの消失／石原立也／2010年 あべし、シノザキ、だわ、光彦と5人で。原作を読んだあと、映画を観るのも2回目ということだったので、原作との照合、細かいところの確認などに注意してみることができて楽しめた。この感じだと、今後何度か見ても面白さ…

谷川流『涼宮ハルヒの消失』(254p) 〜P254。読了。 7点。 映画を見た後だとわりとあっさり目に感じる。ていうか映画がエロきはよりエロく、キモきはよりキモくという方針で演出しているということがこれを読んだ後だと良く分かる。 そして2週目へ。 次に読む…

TONO『チキタ★GUGU』7,8巻 朝日ソノラマ 100円×2冊 文教堂で中古を扱ってた。品揃えは悪い。場末感がすごかった。 平尾アウリ『平尾アウリ作品集「4月1日」』徳間書店 RYU COMICS 定価・600円弱 4,5点。内容が極めて薄い。 ぷよ・谷川流・いとうのいぢ『長門…