3月に読んだ漫画×46冊

3月の読書メーター
読んだ本の数:46冊
読んだページ数:5841ページ

月刊 アフタヌーン 2010年 04月号 [雑誌]月刊 アフタヌーン 2010年 04月号 [雑誌]
四季賞抜きで1100pとか。読み飛ばすのも多いけど、ボリュームがものすごい。楽しかったのは「無限の住人」「百舌谷さん逆上する」「友達100人できるかな」「ベントラーベントラー」「ハックス!」「爆音列島」「ナチュン」あたり。こう見ると新機軸の漫画をあまり楽しめてないんだなあと思う。あと今号は珍しくおお振りが休載。来号は稲見独楽の新連載、「ベントラーベントラー」の最終回が見所。
読了日:03月01日 著者:
羣青 上 (IKKI COMIX)羣青 上 (IKKI COMIX)
演出が昭和だなー。しかし、平成の時代に昭和のドラマを描く意味をこの漫画は持ってない。
読了日:03月01日 著者:中村 珍
坂道のアポロン 5 (フラワーコミックス)坂道のアポロン 5 (フラワーコミックス)
「あえてベタをやる」漫画だと思うので、どこでひねって来るかに注目したい。
読了日:03月03日 著者:小玉 ユキ
出前姫 民話ボンボン (BEAM COMIX)出前姫 民話ボンボン (BEAM COMIX)
気持ち悪いなあ(褒め言葉)。ネーミングで迷った話は巻末に載ってたけど、かなりいいネーミングが出来てると思う。
読了日:03月04日 著者:吉田戦車
肉の唄(3) (ヤングマガジンKC)肉の唄(3) (ヤングマガジンKC)
こんなしょぼい終わり方をする漫画ではなかった。
読了日:03月18日 著者:コウノ コウジ
スキエンティア (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)スキエンティア (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)
科学によって人間が幸せになるという懐かしいSF感。この立場から描かれた(書かれた)SFは最近は減っている気がするが、やはり科学と人間の幸せな関係はSFの基本だなあと感じた。しかも、無邪気な科学礼賛ではなく科学の毒を作者が消化した上での甘さなのでヒューマニズムが浅くなく、しっかりと現代の読者にも通用する出来に仕上がっている。
読了日:03月18日 著者:戸田 誠二
あけぼのソックスあけぼのソックス
1話目なんかは本当に非凡で、このように非凡な作品はいかなる人間から生まれるのか後半のエッセイ(風)コミックで明らかになるという構成。非凡。この人の漫画はこの人にしか描けない。才能はよく石に例えられるけど、この人の場合はいつまでも磨き残しがある感じが魅力なんだろうなあ。
読了日:03月18日 著者:安永 知澄
反逆の麻雀リスキーエッジ背信の闘牌 (バンブー・コミックス)反逆の麻雀リスキーエッジ背信の闘牌 (バンブー・コミックス)
単行本だと2巻までの内容。改めて読んでも吉岡が春香に惹かれる理由がよくわからない。しかし欠点はそれくらいで、闘牌シーンの切った張った感は上質でかなり読ませる出来。コンビニ版として出たことには賛否あると思うけど、麻雀漫画というコンテンツの体力を考えるとこれも致し方ないのかな、と思ってます。
読了日:03月19日 著者:荒 正義,押川 雲太朗
ママはテンパリスト 3ママはテンパリスト 3
いろいろあるけど、やっぱ豚の饅頭売りだよなあ。エイヤーワイヤーと初聴きの誕生日の歌もつぼ。あと出せても2冊くらいか…! 小学生になってまでこれを描いてたら流石に人権侵害のレベル。
読了日:03月20日 著者:東村 アキコ
バットマン:キリングジョーク―アラン・ムーアDCユニバース・ストーリーズ (JIVE AMERICAN COMICSシリーズ)バットマン:キリングジョーク―アラン・ムーアDCユニバース・ストーリーズ (JIVE AMERICAN COMICSシリーズ)
キリングジョークがフィーチャーされてはいるけど要するにアラン・ムーアの短編集。様々な主人公を扱った仕事からまんべんなく採録していてアラン・ムーアがいかなる仕事をしてきているのかが解った。多分日本で出版されているアラン・ムーア作品のなかで最もアラン・ムーア入門に向いている一冊。キリングジョークのカラリングの方向性はこっちの方がよいと思う。
読了日:03月20日 著者:アラン・ムーア
アトムちゃんアトムちゃん
神への冒涜。西島大介くらいマンガを舐めてる人間もいないと思う。これを描いたことで天罰をくらう日は大幅に早まったと考えておいて欲しい。
読了日:03月21日 著者:西島 大介
狼の口 ヴォルフスムント 1巻 (BEAM COMIX)狼の口 ヴォルフスムント 1巻 (BEAM COMIX)
このままウィリアム・テルの息子の復讐譚になるのか否か。
読了日:03月22日 著者:久慈光久
シグルイ 14 (チャンピオンREDコミックス)シグルイ 14 (チャンピオンREDコミックス)
全盛期より面白さが減衰しているということを感じさせない面白さ。
読了日:03月22日 著者:南條 範夫
あねおと 1 (アクションコミックス)あねおと 1 (アクションコミックス)
新井英樹に帯の仕事が行ったのは何でだろ? そんなに新井英樹を感じませんよ。兄の不在という家族の障害は解消されないので、その辺をどうドラマで料理するのか。
読了日:03月22日 著者:元町 夏央
アストロシティ:ライフ・イン・ザ・ビッグシティ (JIVE AMERICAN COMICS シリーズ)アストロシティ:ライフ・イン・ザ・ビッグシティ (JIVE AMERICAN COMICS シリーズ)
スーパーヒーローコミックではあるが、描かれるのは一般人あるいはスーパーヒーローの一般人としての顔であり、スーパーヒーローは彼らのドラマを描くための道具に留まっている。設定が近い「トップ・テン」は読むのに高いアメコミリテラシーが要求されたけど、こっちは日本の漫画読者にも読みやすいと思う。アメコミを読み始めたい人にはおすすめ出来る。なかなか手に入らないけど。
読了日:03月22日 著者:カート・ビュシーク
女ヒエラルキー底辺少女女ヒエラルキー底辺少女
帯が「宮台真司すいません」に見えた。女子高生の距離の取り方の表現としては多分漫画界で最新バージョンだと思う。
読了日:03月22日 著者:鈴木 詩子
アストロシティ:コンフェッション (JIVE AMERICAN COMICSシリーズ)アストロシティ:コンフェッション (JIVE AMERICAN COMICSシリーズ)
コンフェッションとの関係の描写が強すぎて、やや親父さんとの関係が軽くなっている印象。1巻の方が好みだった。それはそうと続巻希望
読了日:03月22日 著者:Kurt Busiek,Brent E.Anderson
ポテン生活(3) (モーニング KC)ポテン生活(3) (モーニング KC)
ネタ切れ感は否めない
読了日:03月22日 著者:木下 晋也
バットマン イヤーワン/イヤーツーバットマン イヤーワン/イヤーツー
インカーって大事だと思った。ワンの出来とともにツーの凡庸さも愛すべきものだと感じた。
読了日:03月22日 著者:フランク ミラー,マイク W バー,デビッド マツケリー,アラン デイビス,トッド マクファーレン
ドラゴンボール 完全版 (1)   ジャンプコミックスドラゴンボール 完全版 (1) ジャンプコミックス
この漫画おもしれ〜。鳥山明は天才。
読了日:03月22日 著者:鳥山 明
ドラゴンボール 完全版 (2)   ジャンプコミックスドラゴンボール 完全版 (2) ジャンプコミックス
気づいたこと:?ドラゴンボールは、初期においては桃鉄と同じ構造、すなわち、利益への集合と解散の繰り返しというイレギュラーな物語構造を持っている。よって、ドラゴンボールが普通の物語のような終わりを迎えないのはある種の必然だったのである…。?鳥山明はわくわくさせる絵を描く天才。とくにメカ。
読了日:03月22日 著者:鳥山 明
ドラゴンボール―完全版 (03) (ジャンプ・コミックス)ドラゴンボール―完全版 (03) (ジャンプ・コミックス)
つぎの巻につづく
読了日:03月23日 著者:鳥山 明
ドラゴンボール―完全版 (04) (ジャンプ・コミックス)ドラゴンボール―完全版 (04) (ジャンプ・コミックス)
つぎの巻につづく
読了日:03月23日 著者:鳥山 明
ドラゴンボール―完全版 (05) (ジャンプ・コミックス)ドラゴンボール―完全版 (05) (ジャンプ・コミックス)
つぎの巻につづく
読了日:03月23日 著者:鳥山 明
ドラゴンボール―完全版 (06) (ジャンプ・コミックス)ドラゴンボール―完全版 (06) (ジャンプ・コミックス)
つぎの巻につづく
読了日:03月23日 著者:鳥山 明
ドラゴンボール―完全版 (07) (ジャンプ・コミックス)ドラゴンボール―完全版 (07) (ジャンプ・コミックス)
つぎの巻につづく
読了日:03月23日 著者:鳥山 明
ドラゴンボール―完全版 (08) (ジャンプ・コミックス)ドラゴンボール―完全版 (08) (ジャンプ・コミックス)
つぎの巻につづく
読了日:03月23日 著者:鳥山 明
ドラゴンボール―完全版 (09) (ジャンプ・コミックス)ドラゴンボール―完全版 (09) (ジャンプ・コミックス)
桃白白がドラゴンボールに死の概念を持ち込むまで読もうとしたらそのあともついつい読んでしまった。とりあえず、別に死の概念を持ち込んだのは桃白白ではなくね? アニメはそうなのかも知れないが。
読了日:03月23日 著者:鳥山 明
ドラゴンボール―完全版 (12) (ジャンプ・コミックス)ドラゴンボール―完全版 (12) (ジャンプ・コミックス)
その辺にあったので10巻、11巻を飛ばして読んでしまった。
読了日:03月23日 著者:鳥山 明
ドラゴンボール―完全版 (28) (ジャンプ・コミックス)ドラゴンボール―完全版 (28) (ジャンプ・コミックス)
間すっ飛ばして読んでしまった。作画の手抜きっぷりに絶望した。
読了日:03月23日 著者:鳥山 明
響子と父さん (リュウコミックス)響子と父さん (リュウコミックス)
娘をもらいに来られたら人生ゲームをすることに決めた。
読了日:03月23日 著者:石黒 正数
水惑星年代記 (ヤングキングコミックス)水惑星年代記 (ヤングキングコミックス)
なぜもっと早く読んでおかなかったのかと。あと宇宙放射線は胎児によくないと思います!
読了日:03月23日 著者:大石 まさる
しずかの山(1) (イブニングKC)しずかの山(1) (イブニングKC)
売れろー。そして短編集……。もちろんこれも面白いです。原作付きではじめは心配だったけど、愛英史との相性は悪くない。
読了日:03月24日 著者:松本 剛
Sweep!! 1 (バーズコミックス)Sweep!! 1 (バーズコミックス)
作画処理が雑すぎる。
読了日:03月24日 著者:小橋 ちず
ナチュン(6) <完> (アフタヌーンKC)ナチュン(6) <完> (アフタヌーンKC)
SF設定や展開はやや観念的に過ぎるきらいもあるけど、足りない部分は絵の力で補完されているので、すごい深度で作品世界に入っていくことができる。どんな表現メディアでも必ず成功する人材が漫画を選んでくれて本当によかった。
読了日:03月24日 著者:都留 泰作
砂ぼうず 第十四巻 (ビームコミックス) (BEAM COMIX)砂ぼうず 第十四巻 (ビームコミックス) (BEAM COMIX)
この漫画は装備でキャラクターを判別して読んでいくのだということを4年半ぶりに思い出した。巻末の奥村編集長との対談で休載中のエピソードが明かされている。健康大事!
読了日:03月24日 著者:うすね 正俊
メイド諸君! (1) (ガムコミックスプラス)メイド諸君! (1) (ガムコミックスプラス)
思ったより普通に面白かった
読了日:03月24日 著者:きづき あきら,サトウ ナンキ
海月姫(4) (KISSコミックス)海月姫(4) (KISSコミックス)
もっと展開を速く!
読了日:03月27日 著者:東村 アキコ
赤い空 白い海 1 (アフタヌーンKC)赤い空 白い海 1 (アフタヌーンKC)
マンネリ化しえないのでこの連載形式は優れている。マンネリ化しない野中英次はわりと無敵。
読了日:03月27日 著者:野中 英次
ハルシオン・ランチ 1 (アフタヌーンKC)ハルシオン・ランチ 1 (アフタヌーンKC)
まだまだサービスできる。
読了日:03月27日 著者:沙村 広明
血まみれスケバンチェーンソー 1 (ビームコミックス)血まみれスケバンチェーンソー 1 (ビームコミックス)
けっこう飽きるっていうか、スプラッタに真剣実がないというか茶目っ気があるというか、そういうところがあまり好きじゃないと再認識。
読了日:03月27日 著者:三家本 礼
メイド諸君! 2 (ガムコミックスプラス)メイド諸君! 2 (ガムコミックスプラス)
話の軸がチョコと鳥取さまの恋愛に固定されてきた感じ?
読了日:03月29日 著者:きづき あきら,サトウ ナンキ
メイド諸君! (3) (ガムコミックスプラス)メイド諸君! (3) (ガムコミックスプラス)
非処女にだまされないでよかったね……
読了日:03月29日 著者:きづき あきら,サトウ ナンキ
放浪息子(10) (ビームコミックス)放浪息子(10) (ビームコミックス)
アニメ化ってどこからどこまでを…? しかし着地点がわからない漫画だ。
読了日:03月29日 著者:志村 貴子
SCATTER あなたがここにいてほしい 1巻 (BEAM COMIX)SCATTER あなたがここにいてほしい 1巻 (BEAM COMIX)
まあ意味わからん。
読了日:03月29日 著者:新井英樹
マーヴルズ (Marvel super comics (No.046))マーヴルズ (Marvel super comics (No.046))
元ネタわかってるとまた違うんだろうけど。モブにビートルズのメンバーや歴代大統領が入ってたりしてちょっと面白い。
読了日:03月29日 著者:カート・ビュシーク,アレックス・ロス

読書メーター

ここのところずっと年間1000冊買ってた人だからこのペースだと消化できないんだよねー……
面白かったのは『スキエンティア』、『反逆の麻雀リスキーエッジ背信の闘牌』、『ママはテンパリスト』3」、『バットマン:キリングジョーク―アラン・ムーアDCユニバース・ストーリーズ』、『あねおと』1巻、『アストロシティ』1,2巻、『響子と父さん』、『水惑星年代記』、『しずかの山』1巻、『ナチュン』6巻、『メイド諸君!』1〜3巻あたり。一番面白かったのは『ナチュン』です。感想に書いてある通り、論理が話を動かす駆動力になっているとはいい難いのでその限りでSFとしてはもう一押しというところだけれども、それを補って余りある絵の力のおかげでぐいぐい読める。絵を武器として使えるSF漫画としてはまっとうな形だといえそう。間違いなくオールタイムベスト級の名作だと思います。近いうちに6巻通しで読みたい。
最近は漫画に詳しくなるためにさほど面白くない漫画も読むという行為がどんどんできなくなっている。その兆候は大学4年目くらいから現れていて、会社に入ったからだというわけでない。漫画やり込みマンとしての質はどんどん下がっているなあと感じる。