読んだ本×2冊

  • 吉本ばななTUGUMI
    • 〜P245。読了
    • さんざっぱら指摘されてるけどたしかに大島弓子っぽいね。雰囲気が。まともに大島弓子読んだことないけど。
    • 内容が薄い、というより起こっていることが少ない。物足りない。重厚なものを読みたかった(お門違い)。
    • 死にかけて結局死ななかったとき、つぐみは生まれ変わったということらしいけど、それが何をさしているのかよくわからない。生まれ変わったあとのつぐみがそれ以前のつぐみからどう変わったのかが見えない。
    • 6点に近い6,7点かなぁ。一度波が形成されたら売れるような小説ではあると思う。
    • 最近SF読んでないから次は奇想コレクションから。
  • エドモンド・ハミルトン 訳:中村融『フェッセンデンの宇宙』
    • 〜P109(全357p)
      • 「フェッセンデンの宇宙」。6点。表題作。奇想自体は面白いんだけど展開に面白味がない。
      • 「風の子供」。8点。風が生きているということを頑として認証しない合理主義な部分・口には出さないけど風が生きていると感じる神秘主義な部分の対立と、未開の東洋を「探検」するというモチーフの重ね合わせがキレイに決まっている。
      • 「向こうはどんなところだい?」7点。「宇宙で働くっていうのは必ずしも輝かしいことだけではなくて、実際は地味で過酷で惨めなものなんだよ」的SF。けっこうよくある話なのでただ読んだだけなら5,6点だけど、1933年に原型が出来ていたということなので加点。