読んだ本×2冊
- 吉本ばなな『TUGUMI』
- エドモンド・ハミルトン 訳:中村融『フェッセンデンの宇宙』
- 〜P109(全357p)
- 「フェッセンデンの宇宙」。6点。表題作。奇想自体は面白いんだけど展開に面白味がない。
- 「風の子供」。8点。風が生きているということを頑として認証しない合理主義な部分・口には出さないけど風が生きていると感じる神秘主義な部分の対立と、未開の東洋を「探検」するというモチーフの重ね合わせがキレイに決まっている。
- 「向こうはどんなところだい?」7点。「宇宙で働くっていうのは必ずしも輝かしいことだけではなくて、実際は地味で過酷で惨めなものなんだよ」的SF。けっこうよくある話なのでただ読んだだけなら5,6点だけど、1933年に原型が出来ていたということなので加点。
- 〜P109(全357p)