読んだ漫画×5冊

  • 冬川基鎌池和馬灰村キヨタカとある科学の超電磁砲』3巻
    • 6,7点。作画クオリティの点では本編のコミカライズよりもはるかに上。背景の雰囲気がよつばスタジオっぽいと思うの俺だけ?
  • 信濃川日出雄・義凡『ヴィルトゥス』4巻
    • 7点。本筋に入って盛り上がってきた。鳴宮凱は容貌だけ(梶原一騎作品における)大山倍達っぽい。
  • 四季賞ポータブル2009年冬
    • 桜井画門「亜空耳」
      • 6点。漫画としての完成度は一番高い。この設定で5話くらいやって単行本化できそう。
    • 小林嵩人「ヨブケモノ(喚獣)」
      • 5,6点。召喚獣(っぽいもの)が召喚士の呼び掛けに答える理由が微妙に薄い。世界観に厚みがない。
    • 竹内ていじ「監視員」
      • 6点。一生懸命考えて作られてるけど、けっこうよくある話だと思う。数学の定理を発見したと思ったら300年前に既に発見されてたみたいな残念さがある。半年に1本しか仕上がらないのなら、この人に必要なのは正しい方向に導いてくれるアドバイザー。
  • 冬目景『ももんち』
    • 7点。これが冬目景ランキング1位とは要するに、
      • 1.これまでに完結した冬目景作品の中には8点以上のものがなく、
      • 2.現在連載中のものはすべて完結した時点での点数が7点以下になる。
    • 冬目景作品全般を評価してるということですね。1.は『羊のうた』だけ微妙。2.は『イエスタデイをうたって』が現時点で8点くらい。でもこれからどんどん下がりそう。納得できる形で完結する可能性も低い。『ACONY』は未知数ですが…、冬目景のこれまでの活動を見てもなお『ACONY』が名作になると思えるほど冬目景に甘くはなれない。よって『ももんち』1位。
  • うすた京介セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん ウ元ハ王版』1巻
    • とりあえず8点。ネーム力がすごいよ京介さん。うすた京介は今の安定志向なジャガーの路線でも面白いけど、やはりマサルさんはキレが段違いだし異様な勢いがある。ただ、この方向で漫画を描いてたら間違いなくギャグ漫画家すり減り現象が起こってたでしょう。
    • すり減るギャグを描く漫画家は漏れなく最後まですり減っちゃう気がしてたけど、うすた京介はそんなことなかったわけですね。うすた京介は、地獄への道に一旦乗ったあと俗世に引き返してきた非常に珍しい例だと思う。
    • 読みにくさは読んでるうちに慣れた。このバージョンが出たということは完全版は出ないということか。