読んだ本×3冊

  • アンソロジー『NOVA1』(446p)
    • 〜P446。読了。
    • 全体的にレベルが高く、文句を付けるべき話はなかったといってよい。強いて言えば藤田雅矢エンゼルフレンチ」はもう少しオチに強さが欲しい気もしたけど、作品のリリカルな空気が好きなのでプラマイゼロで問題無しです。
    • 一番好きなのは小林泰三「忘却の侵略」かな。量子論SFというのが知的トリックとして面白かったし、なにより主人公のゴタク野郎っぷりから出てくる「こいつモテないな」感が、告白の結果うんぬんと絡んでいい味を出していたのが大きい。
    • 田中啓文「ガラスの地球を救え!」も楽しさだけならトップクラスだけど、これを一番っていうと何かに負けた気がするので一番とは言わない。
    • 田中哲弥「隣人」は、どう締めるのかな?と思いながら読んでたら不条理だった。こういうの好きなんで全然オッケーです。
    • 後半の、牧野修「黎明コンビニ血祭り実話SP」→円城塔「Beaver Weaver」→飛浩隆「自生の夢」の流れは似た話三連チャンでキツかったかな。嫌いな話ではないんだが。バラバラに置いても変だし順番としてはこう並べるしかなさそうなのがつらい。この三作品が集まった時点で順番考える人的には負け戦確定っぽい。
    • 第一号ということで豪華なメンツがそろってるけど、個人的には全然有名じゃない人の作品も読みたかったりする。7,8点。
  • 大江健三郎「新しい人よ眼ざめよ」(325p)
    • 〜P215
  • 舞城王太郎ディスコ探偵水曜日」上巻(621p)
    • 〜P33