観た映画×1本
- チョコレート・ファイター/プラッチャヤー・ピンゲーオ/2009年
- ポイントは、「主人公がかわいい女の子である」という点ですね。もし同じ話をトニー・ジャー主演で映画にしても、物語としては成立するけど全く面白くないものに仕上がるはず。その意味でこの映画はまさに「かわいいは正義」の体現です。それくらい主演のジージャー・ヤーニンがかわいいということは重要。
- もちろんかわいいだけでなくアクションも一流。そのレベルも「かわいい娘にしては」というレベルではなく、きちんとアクション単体として見れるレベル。すごく切れがよくてきれいなムエタイアクションが見れる。ただその一方、アクションに強さが、すなわち本当に強いんだよというリアリティが欠けているようにも思えた。アクションに「速さ」はあるけど「重さ」が足りない感じ。実際に作中で敵に打たれるシーンも少ないので、その点にも若干の不満が残る。その辺が「女の子」と「本格格闘アクション」を両立させるための限界なのかなあと思った。
- スタッフロールで流れるNG集という名の事故映像集は今回も健在。やっぱ落下系のアクションはやばいよね。7,8点。