LPにして×2枚

  • Weldon Irvine/The Sisters
  • Billy Mitchell/Blue City Jam

絶版になる本はそれなりの理由をもっているし、CD化されない音源もまた然り
追記:「それなりの理由」の九割方は単純な質の低さなんだけど、Weldon Irvine/The Sistersに限っては再発されない理由は残りの1割の方ですね。
このアルバム、総じて演奏の質は高い。2曲目の"Nursary Rhyme Song"なんかメチャクチャカッコいい。11曲目の"Blue in Green"もかなり意外な選曲。マイルスにせよエヴァンスにせよ幽玄な味わいのある曲という先入観が強くて、まさかこんなアレンジが出来るとは思ってもみなかった。いい音質で聞きたい。再発して欲しい。
ただまあなんというか・・・全体に漂う「あのころの未来」感がキツイなあと・・・。マーカス・ミラーのベースもカッコイイっちゃカッコイイんだけど、漂う80年代臭が厳しすぎて、どうにも21世紀には流行らなさそうな感じが残念で仕方ない。