読んだ本×1冊

  • 村上春樹1Q84』BOOK 2
    • 〜P501。読了。
    • ネタバレありで感想書くので読みたくない人は飛ばしてくだせえ。
    • これで終わりというのは納得できんなあ。2巻中盤から存在感が薄くなった小松・戎野などの後処理が雑に見える。青豆の最後の仕事のあとの「さきがけ」との戦いの日々も見たかったし、なにより青豆に救いがない。最後の方とか「天吾てめーボサッと月見てるんじゃないよッッ!!」って感じ。
    • で、BOOK 3があるのか否かですが、個人的にはBOOK 2までのこのお話はあるべき姿にないように見えて仕方がない。あるべき姿に収まるためにも続きはあって欲しいと思っている。村上春樹の小説だと悪いことした人はそれなりの報いを受けることが多いので、青豆も9割方死んでると考えられるけど、決定的にその場面が書かれているわけじゃないし、天吾も青豆を探そうと言って終わってるし、続きは十分にありえると思う。小松・戎野などのフェードアウトも続きがあれば納得が出来るし、BOOK 3に続けられる形にはなっていると思う。ただ、「BOOK 1,2に、それぞれ24章ずつ収録されているという構成は「平均律クラヴィーア曲集」(作中に登場)になぞらえているのではないか」という説を書いてる人がいて不安。
    • 続きがないなら7点。あるなら8点。これだけ続きのあるなしが判別できないのも珍しい気がする。
    • 次に読むのは西尾維新クビキリサイクル』(全389p)。借り物なので来週の金曜日までに消化する。