読んだ本×1冊
- グレッグ・イーガン『TAP』
- P204〜P368。読了。
- 去年の末に買ったまんま積んでたのを消化。面白うございました。
- 「新・口笛テスト」、「TAP」あたりが好み。インプラント話が好きということか。あと「銀炎」。
- この短編集には政治的な含みがある話も集録されている。また、特にSFでなければならないという叢書でもないので、悪魔モノも2編含まれている。いずれも今まで持っていたイーガンのイメージとは違ったけど、訳者後書きにあるイーガンの経歴*1を見るとイーガンらしさを一番表現出来ている短編集はこれなのかなあとも思えてくる。でも僕が一番好きなのは人間が完全に電子データ化されちゃったよ系のお話です。『ディアスポラ』とか『順列都市』とか。その類いの短編はこの短編集には入ってなかった。
- 6,7点。ハードSFが読みたかった。
- 次に読むのは村上春樹『羊をめぐる冒険』下巻、借りた本、水村美苗『日本語が亡びるとき』あたり