読んだ本

• 万城目学『鹿男あをによし』
  • P8〜P394
  • すごい勢いで読了。この人の文章はめちゃくちゃ読みやすい。
  • 何はなくとも「坊っちゃん」。鹿せんべい→天ぷら蕎麦とかはもちろんわかったけど気付かないネタもあった気がする。
  • 「ホルモー」よりも好きじゃない。「ホルモー」より無理やり感が強い。儀式も「ホルモー」の方が調和がとれていて素敵だった。
  • 地名の力が弱かった。奈良感はぜひ押し出して欲しかったしその為にどんな手段を使ってもいいとは思ってたけど、固有名詞で奈良な感じをだそうとすると頼れるのは寺院名しかない。京都は普通の地名にも京都っぽさが表れている（四条とか五条とかスゴく京都っぽい）。
  • 「ホルモー」のときもそうだったけど登場人物が（特に主人公）は察しが悪い。そこがかわいいところでもあるかもしれないけど。
  • あるいは、読者に先が読みやすい文章、というか先の展開を隠すのが上手くないとかなんですかね？
  • 6点。毒にも薬にも感が強い。
• スタニスワフ・レム『完全な真空』
  • P22〜P43
  • 読みやすい方をつい読んでしまいますなあ。水は低きに流れる。