2008-12-08 読んだ本&次に読む本 活字本 感想 大江健三郎『万延元年のフットボール』 P420〜最後 全共闘世代の多くの人にとっては救いの書なんでしょうね。僕は全共闘世代ではまったくないけど救いを感じました。それは社会に出るとき(いつかわからないけど)に僕は何かから「転向」するであろうことを今の時点で予感しているからだと思います。 僕にとっては難しいことなんですが、菜採子に感情移入しながら読むとまったく別の読み方が出来る気がする。 9点か10点。8点以下ということはない。前も書いたけど、たくさんのことを同時に扱ってかつ美味しい料理に仕上げているのですごい。 次に読む本は『限界の思考』と『鴨川ホルモー』。同時平行で。