読んだ雑誌×1冊

  • SFマガジン 11月号(280p)
    • 〜P280。読了。
    • SFマガジン買ったのは初めてでしたが、けっこう読みごたえある。ハヤカワ文庫SF換算で1.6冊くらいの読みごたえ。
    • 載ってたお話だと、
    • くらいの感じ。
    • 森奈津子ナルキッソスたち」は8点。うら若き乙女たちが「ちゃんとセックスを続けなさいっ」とか「彼らが自己愛者か見分ける方法がありますよ!今現在の彼らの性器の状態をチェックすればいいじゃないですか!」とかのハレンチな発言を繰り返すのが痛快。取りようによっては異星人に地球が侵略される恐ろしい話にもなるのに登場人物がのんきなのでうまい具合にバカバカしい話に仕上がってる。こののんきさから連想されたのは「亀は意外と速く泳ぐ」のヒロインののんきさ。非日常に放り込まれてものぼーんと日常生活を送るのといっしょに暮らしてるのが似てる。あとこの人は「っ」の使い方がうまい。多分今の日本で板垣恵介の次くらいにうまい(適当)
    • J・G・バラード「コーラルDの雲の彫刻師」は8点。かの有名な『ヴァーミリオン・サンズ』からの再録です。これ読んで『ヴァーミリオン・サンズ』も読もうと思ったけど現在品切れらしい。まあ、亡くなったからからというのもどうかと思うが、今のタイミングはビジネスチャンスには違いないので再版はされると思う…。バラードはSFにおけるニューウェーブ運動の代表選手らしいけど、この作風はTMR内に流通してる便利な言葉で言うと「サブカル」だね。ものによっては楽しく読めそう。
    • 連載は全体的に読むのがつらかった。途中から読んだというのも大きいけど、「魔京」なんかは最初から読んでも楽しめるかはあやしい。
    • 次号はファンタジー特集。勉強のつもりで次号以降も買います。
    • ひと通り読んだのでコニー・ウィリス『最後のウィネベーゴ』(380p)に戻ります。