2009-03-12 読んだ本×2冊 活字本 水村美苗『日本語が亡びるとき』 P75〜P103、38分 とりあえず2章まで読んだ。細かい論旨はもう少し読まないとはっきりしなさそうなところもあるけど、とりあえず水村美苗は言語学に関して誤解があるような…。理論言語学的には水村美苗が言うように言語が「亡びる*1」ことは変化でしかありえなくて基本的には関心外の出来事だけれども、社会言語学的には英語との非対称うんぬんの話はきっと興味深いことで水村の言うことは「素人のたわごと」ではまったくないと思われますが…。 松本清張『小説日本芸譚』 P168〜P179 *1:母語話者が一人もいなくなる、というような意味ではなく、英語との力の非対称性から文学を書く言葉として「劣化」する、という意味で使われてるくさい。2章まで読んでの理解